前回の記事は、なんだか らしくない 内容だったように思っておりまして。
今回からは、いつものモードに戻って更新したいと思います。
で、まぁ、例によってうちのぼっちゃんのお話なんですがね。
2年程前、うちの上のボウズが2歳になった頃の話だったと思うのですが、被災地の
物資が足りない状況をテレビでみて、思い出したので書いてみようかと思います。
うちの子どもは保育園に通っていまして。
当然送り迎えをしなくてはならないのです。
大抵はうちの奥さんがやってくれるのですが、私のほうが体があいている時とかは、
たま~に私もお迎えに行ったりするのです。
そんな私がお迎えに行った時の事なんですが。
保育園までは結構近いので、時間があるときはなるべく歩いて行きます。
その日も歩きで迎えに行ったのです。
その帰り道。
肌寒い日で、もう日が暮れてあたりは暗くなっていました。
子どもと家路を急いでいると、前方に明るく光り輝くものが。
近くまで来てみると、それはジュースの自動販売機でした。
「!」
と思ったのですが、時すでに遅し…。
あわれ、うちのぼっちゃまは自販機に吸い寄せられてへばりついてしまったのでした。
ぐぬぅ…。
「おうちでママが待ってるよ。」
…。
「寒いから、おうちに帰ろうよ。」
…。
「はやく帰らないとカゼひいちゃうよ。」
…。
…ダメです。
全く反応ナシ。
というか、全身から 「買ってほしーなぁオーラ」 が全開で放出されてます。
ものっすごい集中力で、自販機とにらめっこ中。
微動だにしません(汗)。
あ~もう、なんで、こんなところに自販機がぁぁ。
って、そんな道を通った私が悪いのですが…。
一体いつまでにらめっこに付き合わされるんだよ~。
と、思っていたら、
坊「ね~、ぱぱ。」
私「ん?」
坊「この中、こーひー、はいってるよね?」
私「あ?うんうん、はいってるかもしれないねぇ(よく知ってるね、オイ(汗))。」
って、運がいいのか悪いのか、この時は財布を置いてきていたので、完全に
ノーマネー状態。
こんなところで、子どもを甘やかしてはならぬ、とばかりに基本的に買ってやる
つもりは無かったのですが、本気でグズり始めたら非常手段としてコーヒー1本で
どうにかするという、大人の解決策は使えないわけです。
マズいね、どうにも…。
こいつぁ、背水の陣だなぁ…。
と、どうやったらこの膠着状態を打破できるか忙しく考えている間も、お子様は
無言でにらめっこ中…。
あ~もう、寒いし、うち帰ってからもやる事いっぱいだし。
「さぁ、もう帰ろうぜ。」
…。
クッ、完全に自分のう世界に入っているな!?
そんなに欲しーのかよ!?
ど~しよ、なんだかメンドくさい事になってきたな~。
こりゃもう、強制連行かなぁ?
って、思ってたらですね、突然うちのボウズがクルッとこっち見て言うわけです。
坊「ね~ぱぱ。」
私「ん?」
坊「なんでもほしいっていったらだめだよね。」
エライ(爆笑)!!
いや~、なんてデキタお坊ちゃんなんでしょう(笑)。
私「そうだよ、物が足りなくて困ってる人達もいるからね。」
「なんでもほしいって言ってたらだめだよね。」
坊「うん!そーだよね!!」
さいこーです。
うちのボウズ。
おそらく、保育園さんで覚えてきたんでしょうけど、いつまでこんなに素直で
いてくれるやら。