当園の支店、新根塚店カフェ38では、その名の通り、はちみつの販売だけでなく、
カフェを併設させて頂いております。
パンケーキとか、スコーンとか、はちみつと相性のよい食べ物とか、甘み付けに
はちみつを使ったジュースなどをお出しさせて頂いておりますが。
カフェのメニューの中に、『はちみつマフィン』がございます。
イチジクを使ったもの。
チョコとオレンジを使ったもの。
ブルーベリーを使ったもの。
イチゴを使ったもの。
など、おかげさまで、カフェにお越しのお客様からご好評をいただいております。
有難うございます、有難うございます。
週末は品切れする日もあったりしますので、マフインだけでなくスコーンなど、
他の商品も、朝早くから仕込みをさせて頂いているわけですが。
そんなある日。
うちのともピー(長男小2)が見つけてしまいました…。
焼きたての『チョコマフィン』を…(汗)。
とも「まま!マフィン、たべて、いいですかっ!!ていうか、くださいっ!!」
まま「あげるわけないでしょっっっ(゜ロ゜!!」ゴゴゴ…。
とも「ええ~、たべたいぃ!こんな、いいにおい、してるんに、いじわる!」
まま「意地悪とかそんな話じゃないでしょう!一生懸命焼いたこのマフィンを
お客さまにお出しして、それでうちは生活させて頂いているんだよ?!
アナタ、お客さまの物をどうして食べようなんて、食べられるなんて
思えるわけ!?お店で提供させて頂く商品をアナタが食べてどうやって
生活していくわけ!?というより、何でも自分のしたい事、食べたい事
できるわけないでしょ!いい、アナタ、アフリカの恵まれない子供達は、
好き嫌いどころか、食べるもの自体が不足して~…」
とも「…。」
ママのまさかの猛反撃に、さすがのともピーも撤退。
…したように、見えたのですが、ここから、奇跡の攻撃に出ました!
とも「じゃあ、まま、ぼくの、ぜんざいさん、あげるから、まふぃん、うってください!」
見ると、ママに貰ったおこずかい、カフェでお手伝いした時のアルバイト代
(日給100円(汗))が入った、くまちゃんのお財布を握りしめて、ママに
懇願し始めました。
とも「はい、これ!!」
と、ともピーが財布の中身をすべて握りしめ、ママに差し出しました。
強く握られたその手の中身は…、
3 9 円 …。
グハっ!!
…うう…、ともぴーよ、
激しく足りてませんよ、お金が…。
さんじゅうきゅうえん、て(泣)。
可哀想だから、一個買ってあげようと…、
なるわけありません!!
ママ曰く、「世の中そんなに甘くない。」
そうです。
「お金は大事にしなくては」
「ほしいものを手に入れるためには努力(お手伝いとか)が必要」
ということを、学んで頂くよい機会だそうです。
同感。
ともピーよ、世の中は君の大好きなチョコマフィンやはちみつのように、決して甘くは
ないのです。