毎度ありがとうございます。
我が家の子供達は小学生の時、ちょっと面白い塾に通っておりました。
小学校を定年退職された先生が、自宅で開講されていた塾でして、
通い始めた3年生の頃、お迎えに行った時に覗いた授業では...、
「手を触れずに、ティッシュペーパーの箱を動かしてみよう!」
というお題に対して、ボールをぶつけて動かすだのなんだのと、
子供たちなりに考えてやってました。
で、次の回も覗いてみると、先生が上手く子供達を誘導?し、
ティッシュボックスに車輪がつけてありましたが、
そこから先は子供達のアイディア次第。
で、うちわで風をあてて動かしていました。
その次の回には、また子供達工夫して、ティッシュボックスにしたじきを
貼り付けて風受けをつくり、その上、扇風機をかりて1台~3台に
増やすなど、楽しみながら実験をしてました。
この他にも、先生が自前で高額な器具を揃えて下さり、
最近小学校では、省略されている実験などもさせて頂いてました。
で、授業の最後は、その日の実験をまとめるレポートを書きますが、
その際、文章の書き方、漢字、グラフやまとめ方など、国語や理科、
算数の要素も盛り込んで指導して頂けるという有難い塾でした。
ある日、次男坊、ヨッチ君(この春から中学一年)をお迎えに行くと、
子供達がレポートを書いている間に、先生が私ども保護者に
「今日は、水遊びの後、火遊びの実験をしました。」
とおっしゃいました。
多分、水を通しての気体収集や燃焼実験をしていたのでしょう。
で、ヨッチ君が実験後のレポートを先生に出しましたら、
先生が笑いをこらえつつ一言。
先生「題名がスゴいね...(笑)。」
で、そのレポートを覗くと...、
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題名 いちまんえん、そんしつしたくない
感想 ひとつの実験で、失敗したら、いちまんえん、そんしつするから。
ていねいに、ちゅういして、実験することが、だいじ。
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一体、どれだけ贅沢な実験 = 火遊びをしているんだい(笑)!?
という事で、勉強だけでなく、しつけまでして頂ける、子供はもちろん、
親にも大変有難い塾でございました。
(あと数年で塾を閉じるとの事で、現在、新規生徒の募集は無いそうです)
先生、我が家の子供達を導いて頂き、本当に有難うございました。