我が家の次男坊ヨッチ君(中学1年)は、パソコンなどに
興味がありまして。
あれは、ちょうど2年前、ヨッチ君が小学5年生の冬の事。
「仲良く使いたまえ。」と、ゲーム機を子供達に買いましたが、
まぁ、予想通り長男ともピー(現在高校生、当時は中学生)に
ほぼ独り占めされてしまい...。
可哀想なヨッチ君には、私が使っていない時に私のPCを
貸出してゲームをさせておりました。
が、私も個人PCで仕事をする時もあって、不自由を感じており、
ヨッチ君も、
「もっと高性能なPCじゃないとゲームがスムーズにできない!」
と、生意気な事を言っており、お互い不便な思いをしてました。
するとヨッチ君、「自分でPCを作りたい!」とか言い出しまして。
いや、きみ、小学5ねんせーは、自作PCなんてムリでしょぉ~、
な~んて思ってたら、
「ぱぱ、めもりはね...、でね、しーぴーゆーは、いんてるの...。」
とかなんとか、すごい詳しくPCパーツの話をし始めるように...(汗)。
どうやら、私のPCやテレビでPC関連の動画(Y○U TUBE)を見て、
独学でおべんきょーしてたみたいで。
(いやなんか、もっと他に勉強するべきところがあると思うが...)
気が付くと、ヨッチ君は毎日念仏のようにPCやらPCパーツの話を
するようになってました。
が、そのころから、コロナの影響によって半導体工場の生産停止等、
PCのパーツはガンガン値上がりしてました。
そして約一年後の、ヨッチ君6年生の冬の日のこと。
「ねぇぱぱ!!このPCおかいどくじゃないぃ!?!?」
と、ヨッチ君が見せてきたPCの画面には、PCショップの台数限定
オリジナルPCが表示されていました。
スペックはそこそこ高性能で、ゲームも十分イケるうえに、性能のわりに
お安め!(とは言っても11万円!!もするけど...(汗)。)
「ぱぱ~、限定46台だって~。」
ううむ、我が家の苦しい財政状況の中、即決で買うにはお値段が...。
それに、こんな高額品を小学生に簡単にタダで与えるってのも、
どうにも良くないよなぁ...。
とか何とか言ってましたが翌日には、
「ぱぱぁ~!!きのう一日で28台も売れてるぅ~(;>_<;)!!」
なぁにぃ~!!
これは、いかん!
モタモタしてたら売り切れて、後々さらに値上がりしたPCを
買う羽目になるのでは...!?
「おい!勉強ちゃんとやれるか!?」
「PC使う時間決めて、ちゃんと守れるか!?」
「お金は貸せるけど、お年玉、お小遣いでちゃんと返せるか!?」
(高額品を買い与えるのはマズいので、自分のお金で買ってもらう方向で。
無理のない返済計画として、毎年一回、3月末に15,000円ずつ返済に。)
という事で、ちょうど一年程前の事、PCを購入いたしました。
あれから一年、もうすぐ3月がやってきます。
そう、返済期日の3月です。
返せるのか~、と思いつつ、お正月から
「15000円返さなきゃだから、お年玉、とっておいたほうがいいよ~。」
「PCのお金、お手伝いしてお小遣いゲットしないと、3月に困るぞ~。」
と言ってたのですが、ヨッチのやつ、どうにもアヤシイ気配で...。
と思っていた今朝の事。
出かけようとした私は靴の上に一枚のメモ用紙を見つけました。
メモを手に取ってよく見ると、そこに書いてあったのは、
1 0 0 0 0 0 円
(大層マズい字で(汗))
いや、これ、明らかにヨッチ君の文字だけど...、
まさか、これで、
「10まんえん、おかえししました。」
とか、言うつもりじゃないよね!?
...。
という事で、不気味な小切手を見つけて、震えが止まらなかった
今朝のとっても恐ろしい物語でございました。
(ヨッチ君、ぱぱは、ただのキツい冗談だと信じてるぞ...。)