うちの子供たちは、ゲームが大好きでして。
オンラインで100人のプレーヤーが同時参加して、他の参加者を倒していき、
最後の一人が勝利というゲームをよくやっております。
100人全員がすべて人間かというと、実はそうでもなく、同時期にゲームに
参加する人間が少ないと、コンピューターが足りない人数分自動的に参加します。
横で見ていると、敵を倒したときに、
「お!うまい、強いねぇ~。」
といっても、
「こんなの、"ボット"(ロボットの略、コンピューターが操ってます)だし...。」
とのご返答。
なんでも実際の人間のプレイに比べ、
「 行 動 が 単 調 で 明 ら か に 弱 い 」
ので、すぐわかるそうな。
ふ~ん、そうなんだね。
なんて言ってたある日の事。
それは、長男ともピー(中学3年)の中間テストの日の朝の事でした。
毎朝の事ですが、こやつは、本気で起きません。
動 か ざ る こ と 山 の ご と し ...。
武田信玄も真っ青な勢いで、放っておくと、余裕で遅刻までしでかします。
生後一歳半まで、毎夜毎夜、火だるまのように夜泣きをして全く
寝てくれなかった頃が嘘のようでございます(汗)。
テストに遅刻は厳禁!なので、ともピーを起こしに向かいました。
いつもなら、「おきろぉ!!」と、いきなり布団を引っ剥がしたりと、
少々、手荒くいくのですが、この日は大事な中間テスト。
可能な限り、ソフトに臨みます。
無言で、少し肩をゆすって、ユサユサ×10回。
次は、ほっぺを人差し指でつんつん×10回。
最後に、鼻をつまんで3秒間と。
これを一定の周期で、繰り返し繰り返し行います。
多少、時間はかかりますが、仕方ありません、大事なテストの日、
できる限り良い目覚めを、と思いまして。
何度も繰り返していると、ともピーも「うぅ...」とか、寝返り打つなど、
お目覚めまで、もう一歩という感じでした。
あと、もう一息!と思いつつ、良い目覚めの為には、ここで慌てては
なりません。
決められた工程を遵守し、機械のように粛々と一定のリズムで工程を
こなします。
これで、健やかなお目覚めを迎えられるな!と思ったその時でした。
とも「うぅ...、 ボ ッ ト 、やめれ...、 ボ ッ ト ...。」
誰 が ボ ッ ト じ ゃ (笑)!!
横で着替えていたヨッチ君と二人で大笑いしてしまいました。
が、大笑いのおかげ?で、ようやくともピーも、のそりとベッドから
起き上がりました。
おとーさんをロボット呼ばわりするなんて、許せぬ大罪だが、本日は特別に許して
やらぬでもないぞ。
まぁ当然、テストの結果次第だけどね。
果たして、ともピーの運命やいかに!?
(気が向いたら続きます...。)