前回のこのブログで紹介させて頂きましたが、我が家のまま様は、
元銀行員さんだったりします。
これには、深い深いワケがございまして。
我々夫婦は、二人とも生まれも育ちも富山で、二人とも大学進学を機に東京へ。
大学卒業後は、お互い転勤ありの会社にそれぞれ勤めておりました。
で、結婚する時、私は東京、ままは富山県のお隣、石川県におり、どちらかが
退職という事になり、ままが会社を辞めて東京に来てくれたわけです。
当時、私は転勤を命ぜられ、改装オープンした忙しいお店で勤務してました。
新店舗のオープン当初は、どこもめちゃくちゃに忙しいのですが、このお店、
改装オープン後、2か月、3か月たってもず~っと忙しく、早朝から帰りは
日付が変わる事もしばしば(休みだけは、ほぼ週2日頂けてましたが...)。
そんなわけで、とても家事などやる余裕もない!!中で、まま様が家の事を
全てやってくれ、さらに、早速パートのお仕事も始めてくれてました。
クタクタで帰ったら、日付変わってるのに、ご飯用意してくれてたりして、
これは、ほんと、素直に有難かったですねぇ。
(一緒に住む直前まで、コンビニ弁当、○野家、○スバーガー等多用でした(汗))
そんなこんなで、新米夫婦でドタバタしているうちに、1年が経った頃、
大きな転機を迎える事になりました。
夫 、 会 社 、 辞 め ま す 。
奥さんのおとう様おかあ様も結婚一年で会社辞めるなんて、なんて婿だ!!
と、さぞかし心中穏やかならざる事態だったと思います(汗)。
まぁ、辞める理由は、我が父の健康状態が良くなく、蜂蜜屋の跡を継がねばと...。
実は、結婚の時期を決めたのも、父に急かされた事が大きく、まま様にも、
「富山に帰って、跡を継ぐことになるかも」とは、言ってあったのですが。
気が重いながらも、ままにお話を...。
私「父から、思うように仕事ができないから、そろそろ戻ってくれないかって...」
まま「うん、いつか戻るだろうなと思ってたから...、予想より早かったけど(笑)」
と、元から覚悟してくれていたのか、すんなり受け入れてくれました。
(これには、本当に感謝しました)
で、当時の上司、さらに上の店長と退職についての話をしたのですが、
これが遅々として進まず、退職まで数か月かかりまして。
(皆さん心配してくださり、辞めるな、残れ!と(汗))
この間、うちのまま様の動きといったら、もう、凄いものでした。
私がいた会社は大変素敵な会社で、退職前々日まで勤務させてくれてました(汗)。
(今は絶対違いますが、当時は有給消化?何それ??っていう会社でしたね...)
で、この間ほぼ身動きが取れなかったのですが、まま様、引っ越しの手配どころか、
隙を見て富山に戻ってアパート(中心地近くで広めの新築格安物件!)を契約。
さらに、驚かされたのが、いつのまにか、
地 元 の 有 力 銀 行 に 正 社 員 採 用 決 定 !!
は!?
中途採用って、そんな簡単に決まるの?しかも、あの銀行さんに!?
まま「97人中4人採用だったみたい。」
え!?ていうか、いつの間に、受験してたの?
まま「ん?賃貸探しと一緒に。
だって、帰ると決まったら、一番大事なのは、職探しでしょ。」
ま、そ、そうかね。
まま「え、お義父さんなら問題ないけど、アナタが会社経営するんでしょ!?
って事は、 ア ナ タ の 会 社 が つ ぶ れ た ら 、
ア タ シ が 食 べ さ せ な き ゃ で し ょ 。」
くっ、なんたる屈辱...だが...、読みが見事過ぎて、何も言えない...。
この時、奥さんに養われてたまるか!と密かに闘志を燃やしましたが、
いかんせん、まだ何もわからず、自信もなかったので、
「え、あ、うぬ?あ、ありが...と...!?」
ひねり出して、この一言が精いっぱい(汗)。
という事で、まま様は旦那を養うために、銀行員になったというお話でした。
(まま様、アナタ一体、旦那さんをどう見てたんですか...。)